プロは10年先を見越してお客様に提案している
結婚を間近に控えた新婚カップルが家具屋さんに行って新居に必要な家具を
買い揃えに出かけました。
そこで５０代くらいの上品な感じの女性店員さん（Aさん）にカップルがベッドを買うのに
色々と相談をしたいのでと話しかけました。
Aさんは新婚になることを加味して二人の希望はダブルベッドだったのですが
セパレートのツインベッドを強く勧めました。
恋は盲目の言葉の通り、新婚カップルはこの熱愛が未来永劫に続くと信じ切っています。
でもベテランの販売員のAさんからすれば
ダブルベッドを買った新婚カップルが数年後にツインベッドを買いに来るのを
何度も体験されているのでしょう。
またご自身の長い結婚生活からもアメリカ映画に出てくる夫婦でもない限り
晩年もダブルベッドで過ごす夫婦は日本人では皆無に近いでしょう。
その日は納得せずにそのままカップルは帰宅しました。
でも本人たちが熟考して購入した時には
長い年月が経過した際に
この店員Aさんの提案がいかに未来を見越した相手の立場に立った名提案だと感嘆することでしょう。
大の大人も同じ 盲目になっている
新規のご依頼を５０代、６０代の経営者の方々からいただきますが
新商品や新規事業であればあるほど、自分にだけ熱が入り
まわりを俯瞰して見れていない経営者の方々がたくさんいらっしゃいます。
ヒアリングシートでこまめに何度もやり取りをするのですが
ご本人がある意味、事業に対して錯乱状態です。
自分で何をしたいのかゴールが不明確の方がいます。
捕らぬ狸の皮算用で肝心の足元を固めることがおろそかになっていることに
ご自身で気づきません。
新規事業用のホームページを業者に依頼して出来た！
それだけ舞い上がっています。
ホームページは作ってからが勝負です。
作ってからがスタートです。
市場の反応を見ながら、老舗のうなぎ屋のタレのように
必要なものを継ぎ足し継ぎ足ししながら
完成させていきます。
- ホームページがあるのに反応がない。リニューアルが必要だ！
- 弊社は今、web広告が必要だ！
- インスタ用のバナー制作が必要だ！
それはまるで新婚カップルがダブルベッドを買いに来たように
未来を見据えないで現状だけ熱くなっている状態ではないですか？
俯瞰して見てみれば
御社に何が必要かはハッキリと見えてくるはずです。
どうしてもわからない場合は
有料WEB相談をご利用ください。